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「うえきの法則」全般(アニメ版/漫画版)の感想ブログ。
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第44話「植木・レベル2!の法則」
2006年01月30日 (月) 23:59 | 編集
 今回はアバンもごく短く。しかしそのぶん、本編はきっちりぎっしり詰め込んで、見応えのあるものになっていました。
 この土壇場に来て、アニメ一話=原作三話分消化のペースをきっちり保ち続けています。
 ……考えてみれば、週刊少年誌原作のアニメとしては、贅沢な消化っぷりだ。

 若干作画は辛そうでしたが、絵柄の統一は図ってあったし、止め絵はちゃんと整えてあったし。現状それだけでも有り難いと思わなければなぁ……と。

 ストレートなサブタイトルの通り、植木のレベル2がついに、正式に顕現。
 で、いろいろなところで、また原作掲載時にも幾度となく繰り返された(であろう)この「レベル2」。
 見事な後付け設定、という意見が大半を占めるわけですが(笑)私としてはレベル2という設定、そして植木のレベル2能力がリサイクルこと「回帰(リバース)」であるということは、おそらくかなり初期から構想だけは在ったんではないかと思っています。そして、明らかな後付け(というよりテコ入れ)は、天界人設定(+神器)の方と思っていたりするのですが。

 むしろ、だからこそ、この逆転の構図が神がかって演出されたのかもしれない。そして、神器を一度すべて捨て去って、再度「ゴミを木に変える能力」を主軸に据えることによって迎える覚醒というのは、作者にとってある意味本望であったのか、とも思えます。
 しかし、さまざまな変遷を経て、最終的にこの綺麗なかたちに収まったことは、本当に素晴らしい。

 まるで予め定められたかの如く。

 これをもってして、伏線ならぬ福線と呼ぶわけです(笑)。
 で、この福線、この先もいくつも発現しますので、ゆめゆめお見逃しの無いよう。
 最終回へ向けて、むしろ畳み掛けて来ますよ!

◇Aパート
 植木V.S.バロウ戦。
 バロウが「薄っぺらな正義論」と切って捨てているのは、もう少しこう注目されるべき場面&台詞だと思うんですが、ごく静かに流れていったので少々拍子抜けしました。
 バロウ役の河原木志穂さんの演技に因るものもあるかもしれませんが。しかしこの静かな語り口は、なかなかに好きです。
 そういえば、観続けて来た方、気がついていますでしょうか。植木が「正義」という言葉を直接口にしなくなって久しいことに。
 これもまた、いろいろと深読み出来る要素のひとつ。

 回想におけるパグとの会話。植木がレベル2になれない理由をつまびらかにすると同時に、かつての宿敵・ロベルトの株を上げているのが、なんとも心憎いです。

 お久しぶりの「ゴミを木に変える能力」で戦う植木。ちなみにここ原作で読んだ時は、初期と比べて木がめちゃくちゃリアルに描かれており、感動したものです(笑)。
 アニメでは初期のあのテクスチャだなーと懐かしく思い、それはそれで感慨が深かったですが。
 そして、木の応用で戦う植木の姿がまた懐かしい&危なっかしさにハラハラ。そんな植木を見守るマリリンに李崩、って一言ずつの出演か! 贅沢だなあもう。
 そうそう、マリリンチームはここで植木チームが負けたら第四次選考進出なんで、まだ居るんですな。ということをちらっとでも説明して欲しかった気もします。これ以上説明を増やすのもまあアレですけれど。

 防戦一方の植木。去来するものは、佐野の背中。オープニングで使われている、佐野の一番(主観)格好良いシーンで、ちょっと嬉しかった。
 アイキャッチは今週も本編が、というかテンコがジャック。いやしかし盛り上がって良い良い。

◇Bパート
 バロウの語る、目的を達成する方法。抑揚も無く。
 バロウの台詞は、来週のお話を観たあとでもう一度思い出してみると、いろいろと感じ入るところがあるかもしれません。
 しかし、この重いバロウの言葉を振り払って、立ち上がる植木。ここでまた壮大な音楽が流れ始めますが、どうも今回、Aパートでは意識して音楽を抑えていたような気がします。その反動で、音楽による気分の高揚を大きくしている、と。しかも視聴者が耳に慣れた曲で、効果倍増。上手いなー。

 ヒデヨシのにぎやかし(ほんとに……ヒデヨシって奴はこういう奴で……)を経て、佐野が復活・解説。先週の退場の仕方に比して随分とあっさり回復したように見えますが、一応、巻きつけておいた手ぬぐいを鉄に変えてダメージを軽減していたとのことです@原作。

 バロウの神器は、デジャビュこと"過去の映像"を"現実"に変える能力と組み合わされたもの。
 しかしこれは、死ぬほどテクニカル。
 戦闘を自分の思い通りに運び、思い通りの場所に追い込んで、角度やらタイミングを計算しないと使いこなせない。中ボス(?)クラスに相応しい能力かと。
 あと、これも割愛されていたのですが、補足として。バロウは神器を使えば使うほど、能力で"デジャビュ"させることが出来る。それもあって、出来るだけ多くの神器を出しておく為、時間を稼ぐ為に、佐野に決定的なダメージを与えたのでした。

 ここで、コバセン&犬丸の解説モード。久々登場の二人の神候補が何ともいい味出してます。
 思わせぶりなコバセンの台詞から、戦闘中の植木へと場面が切り替わり。追い詰められる植木。
 そして、覚醒。
 オープニングの1カット、原作では見開きだった絵をカットインし、BGMは久々に聴く「うえきの法則メインテーマ」。これでもかと言わんばかりに盛り上げてくれ、実に気持ちよいものに仕上がっていました。

 そういえば中盤で、神器の同時出しが植木のレベル2であるという解釈が作中人物のあいだでまかり通っており、またアニメではそのへんのフォローが一切省かれたわけですが、あれもまた「リサイクル」の重なりだったという解説がちゃんと為されています。
 某所の書き込みがわかりやすかったので、ちょいとお借りして。

  鉄
  ↑
  木→ゴミ→木→百鬼夜行
  ↑      ↓
  ゴミ    ゴミ        ⇒出す
  ↑      ↓
  木←ゴミ←木→快刀乱麻
  ↓
  唯我独尊

 こんな感じで、同時出しに繋がっていたという理屈です。

 コバセンの解説は名調子ですが、しかし最後の「植木はこの能力の本質に直感的に気づいていたんじゃないか」ってのは蛇足っぽいと思ったのは私だけでしょうか。
 植木はあくまでも天然ボケ、でいいと思う。目の前でコバセンが折った木を元に戻したかった、それだけで選んだ。これでいいじゃないですか。

 無意識にせよ、打算的なものがあって選んだというのは、植木耕助というキャラクターには、そぐわないと思うのですよ……。

 予告はプレゼント告知の為、ショートバージョン。なお、テレビ東京の方の公式サイトに行けば、フルバージョンを観ることが出来ます。
 来週はどうやら良作画降臨の雰囲気で、今からどきどき。わくわく。
 ああ、リアルタイムで観たいぃぃぃ。

 残業が多めになっており、更新も遅れがちです。申し訳ありません。帰宅して22時をまわっていると、さすがに観るだけで終わってしまうー。
 この感想、毎回なにげに(って分かって下さるかとも思いますが)えらく時間がかかってます。平均して一時間半くらい。……あほだなー。
 好きでやってるんだからしょうがないですが! 最終回まであとちょっと、頑張りまっす。

【スタッフ】
脚本:川瀬敏文
絵コンテ:葛谷直行
演出:石川久一
総作画監督:堀越久美子
作画監督:原田峰文

【ゲストキャラ】
神補佐:沢村真希
マリリン:雪野五月
バロウ:河原木志穂
パグ:辻谷耕史

【原作コミックス該当箇所】
第138話 0ツ星植木耕助(15巻)
第139話 神器を捨てた理由(15巻)
第140話 植木の能力(15巻)
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コメント
この記事へのコメント
どもです。
大変興味深く詠ませていただきました。

纈さんの説を元に考えると元々うえきのパワーアップはレベル2・リサイクルの能力でありロベルトの「理想を現実に変える力」との決戦で終了、という構想があったものの作品の好評により連載が長期化の様相を呈した、或いは逆に人気低迷でテコ入れの必要が生じた(この辺オレは連載時の評価を知らないんでアレですが)コトから能力のバランスや見た目の派手さ等を考慮した神器と天界人の設定が生み出された。
そして終盤にきてロベルト(アノン)との決戦が近づいたこの段階で、遂に当初予定通りうえきのレベル2を発動させるコトが出来た、という推察も可能ではあり、これはこれで非常に面白いと思います。

まあ、どちらにしても今回の話が凄い、つー
コトには変わりないワケですが。

>「植木はこの能力の本質に直感的に気づいていたんじゃないか」ってのは蛇足っぽいと

あー、同感、ですね。
そういうキャラではないでしょ。主人公とは言え
ちょっと持ち上げすぎ、つーか買いかぶりすぎ、つーか。
2006/02/01(水) 03:17:50 | URL | ともえ #bEuXr1iM[編集]
コメントありがとうです
>設定
ロベルトとバロウの能力の類似性……「虚」を「実」に変える能力である、というのも、若干ですが設定先行を感じさせる要素じゃないかと思っています。
考えてみれば、ロベルトの「理想を現実に変える能力」を「回帰」させたら、理想はあくまでも理想のままに、現実へと還る、という発動のしかたになるだろうと考えられますし。
この対決も、見てみたかった気はします。

まあ、「うえきの法則」という作品は、もともと読みきり予定→五回連載予定→長期連載という道を辿ったものなので、その過程においてもいろいろと変遷はあったかと思われますが。
おっしゃるとおり、最終的にたどり着いたのがこれ、というのは文句なしに褒められるものと思います。
ファンがよく使う「作者覚醒」という言葉が、アニメで初見の方にもそろそろ感じられているかと思いますが、このノリが、ラストまで畳み掛けられているもので、はい。

>蛇足
本文にはっきりと書くのを忘れていましたが、これはアニメオリジナル台詞です。って言わずもがなかもしれませんが(笑)。
2006/02/01(水) 13:02:42 | URL | 纈 #-[編集]
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うえきが遂に・・・・
2006/02/01(水) 02:53:42 | 今日のブログ 明日のグラブロDESTINY
レイ「バロウ戦も終盤に」シオン「植木くんついにレベル2になりました」レイ「バロウの能力も判明し」シオン「決着は次回にと続く」
2006/02/01(水) 20:21:20 | 萌え萌え戦隊モエレンジャーエクセレント
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