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「うえきの法則」全般(アニメ版/漫画版)の感想ブログ。
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第22話「犬丸の法則」
2005年08月29日 (月) 23:59 | 編集
 うむ。根性で一本早い電車に乗って帰って来ました。それでも放映には間に合わないけれど、五分早く観ることが出来る!(陶酔中)

 先週は今ひとつノりきれない出来だったけれど、今週こそは期待、いや期待しすぎて裏切られても辛いし……と悶々と考えつつ電車に揺られて。

 で、録れたてほやほやのビデオをまわして。アバンの長さはそれなり、だけれど何だか悪くないテンションかも? と思いつつ、緊張して迎える本編。
 しょっぱなのカメラワークが面白い入り方をしており、またその後の植木のアップが綺麗に描かれているのを観て、まずは安心。絵が綺麗なのは良いことです。演出が凝っているのはもっと良いこと。最近はそんな考え方をしているワタクシ。
 今週は絵も綺麗だし、それなりに動いていたし、演出も情緒面・戦闘面ともに納得の行く出来で、幸せ幸せ。

 先週不安に思っていた回想2連発も、すっきりテンポ良く流してくれたので、さほどダラダラした印象にならず、むしろちゃんと感動的でした。後半のカルパッチョとの戦闘も、見ていて普通にバトルものとして楽しかったし、ここまでの全話通しても佳作なんではないでしょうか。

◇Aパート
 先週のおさらいと、犬丸&佐野の現状把握。
 アバンに続いて説明が山盛りではありますが、ちゃんと盛り上がっている場面の中、視聴者が欲しい情報を提示しているので、全然OK。
 でもってちゃんと佐野が「犬丸」を「ワンコ」呼びしていて、さらに安心。ああよかった。

 危惧していた回想ですが、ほんとテンポが良かったのと、ここで二人の出逢い&絆を見せるのは、決して退屈にはなりえないですね。
 ことに犬丸のほうの回想、観ていて素直に気持ちが盛り上がりました。

 佐野の回想のほうは、説明台詞オンパレードと会話のテンポの微妙さがちょっと気になったのですが、それを凌駕して作画が良かった。
 この場合の作画は、キャラクターの表情です。単純に綺麗という意味ではなく、動きが凄いというわけでもなく、この時この場面に最も相応しいキャラクターの表情、演技。これによって、短い時間の中に、きっちり必要なものが表されている。

 そして、犬丸の決意と、回想。
 というか、犬丸の、この話における「責任の取り方」には何だかぐっと来てしまう。
 コミックスの感想でも書いたけれど、あるべき大人の姿なんじゃないかと思うのですよ。あるべき大人の正義。中学生の前で見せるべき正義。
 あとは温泉発掘の夢も、ぐぐっと来ます来ます。こういう言うなれば小市民的な、ささやかな夢ってのは、かなりツボなもので。
 おおきいことも大事だけれど、ちいさいことだって、同じくらい大事なんです。
 またここも佐野の表情がいいんだよなぁ。

◇Bパート
 そして、犬丸は地獄へ。
 植木がコバセンを思い出し、重ね合わせるのは、ここでの最大のキモだと思うわけです。アニメでどう処理するのかなーと思っていたら、文字通り重ね合わせてしまったことにはちょいとびっくりしましたが(笑)。
 ここでコバセンを持ってくるのは、話の焦点をあくまでも主人公の植木へと持っていく、本当にうまい手法だと思います。初期の植木の動機をここで再度はっきりと打ち出すという意味もあり、また、この先の(自粛)の(自粛)という展開に繋がる伏線の意味もあり。

 余談ではありますが、この犬丸地獄行きあたりの話の作り方は、原作を読んでいてもつくづくと上手いなーと感じました。
 神候補を退場させ(物語上メインに据えるべき立場のキャラでは無いから、これは納得の措置)、それによって佐野を仲間にし、ついでに森あいを能力者にして土俵に引っ張り出す。思わず唸らされる手腕です。
 バトル描写の向上もですが、このあたりの話をまとめる手法の鮮やかさが、原作者福地先生の覚醒到来と呼ばれる所以であります。

 閑話休題。
 今回は表情の話ばかりしていますが、ここでの犬丸の笑顔、そしてこの後の鈴子の泣き顔も、観ていて感情移入の度合いが高く。ちょっとうるっと来ました。
 犬丸については、原作では見開きでのアップだったわけですが。見せ場を見せ場としてちゃんとアニメに生かしてくれたことに感謝を。
 鈴子は、メガネを押し上げて泣いているのが良いですねえ。ああ、メガネは愛です。メガネメガネ。

 嘲笑するカルパッチョに植木が喧嘩を売って、まあ予定調和的に戦開始。ここのカルパッチョの悪役っぷり&悪人笑いが最高。高木渉さんの名演技。なんとも楽しそうであります。分身の時の「無理」「無理」「無理」「無理」といい、ノリノリな印象。

 ともあれ、十団の能力すべてを操るカルパッチョとの戦い。
 次から次へと繰り出される様々な能力と、切り返して行く植木のバトルのやりとりが楽しくも面白い。ここで初お目見えの六ツ星神器電光石火(ライカ)もなかなか爽快な動きを伴っての切り札的な登場で、気持ちよかった。
 ライカでの動き、そして最後の最後になるけれど九ツ星神器のアレを手に入れてからの動きには、どうしたって期待してしまいますよスタッフの皆様!

 えーと、戻って。
 植木はしかし十団全員を倒して来ているわけで、その後さらに新しい神器を手に入れてパワーアップしている以上、明らかにポテンシャルはカルパッチョよりも上。
 この時点で全然危なげありませぬ。

 そこで予告にある、カルパッチョの十団以外からコピーした能力、の出番なわけですが。
 予告、すでにその後の対戦について触れてしまっているじゃないかっ。いいのかこれ、いいのかー!?
 ……やっぱり来週中にロベルトの過去話まで行ってしまうんだな。
 作画も演出もどうやら盛り上がっているっぽいので、今度こそ素直に期待しつつ待ちます。
 ロベルトのエピソードの出来映えも気になります。

【スタッフ】
脚本:荒木憲一
絵コンテ・演出:関祐二
総作画監督:堀越久美子
作画監督:宗崎暢芳

【ゲストキャラ】
カルパッチョ:高木渉

【原作コミックス該当箇所】
 第71話 佐野の秘密(8巻)←途中から
 第72話 犬丸の誇り(8巻)
 第73話 負けねえ!!(8巻)
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