*peridot
「うえきの法則」全般(アニメ版/漫画版)の感想ブログ。
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第44話「植木・レベル2!の法則」
2006年01月30日 (月) 23:59 | 編集
 今回はアバンもごく短く。しかしそのぶん、本編はきっちりぎっしり詰め込んで、見応えのあるものになっていました。
 この土壇場に来て、アニメ一話=原作三話分消化のペースをきっちり保ち続けています。
 ……考えてみれば、週刊少年誌原作のアニメとしては、贅沢な消化っぷりだ。

 若干作画は辛そうでしたが、絵柄の統一は図ってあったし、止め絵はちゃんと整えてあったし。現状それだけでも有り難いと思わなければなぁ……と。

 ストレートなサブタイトルの通り、植木のレベル2がついに、正式に顕現。
 で、いろいろなところで、また原作掲載時にも幾度となく繰り返された(であろう)この「レベル2」。
 見事な後付け設定、という意見が大半を占めるわけですが(笑)私としてはレベル2という設定、そして植木のレベル2能力がリサイクルこと「回帰(リバース)」であるということは、おそらくかなり初期から構想だけは在ったんではないかと思っています。そして、明らかな後付け(というよりテコ入れ)は、天界人設定(+神器)の方と思っていたりするのですが。

 むしろ、だからこそ、この逆転の構図が神がかって演出されたのかもしれない。そして、神器を一度すべて捨て去って、再度「ゴミを木に変える能力」を主軸に据えることによって迎える覚醒というのは、作者にとってある意味本望であったのか、とも思えます。
 しかし、さまざまな変遷を経て、最終的にこの綺麗なかたちに収まったことは、本当に素晴らしい。

 まるで予め定められたかの如く。

 これをもってして、伏線ならぬ福線と呼ぶわけです(笑)。
 で、この福線、この先もいくつも発現しますので、ゆめゆめお見逃しの無いよう。
 最終回へ向けて、むしろ畳み掛けて来ますよ!

◇Aパート
 植木V.S.バロウ戦。
 バロウが「薄っぺらな正義論」と切って捨てているのは、もう少しこう注目されるべき場面&台詞だと思うんですが、ごく静かに流れていったので少々拍子抜けしました。
 バロウ役の河原木志穂さんの演技に因るものもあるかもしれませんが。しかしこの静かな語り口は、なかなかに好きです。
 そういえば、観続けて来た方、気がついていますでしょうか。植木が「正義」という言葉を直接口にしなくなって久しいことに。
 これもまた、いろいろと深読み出来る要素のひとつ。

 回想におけるパグとの会話。植木がレベル2になれない理由をつまびらかにすると同時に、かつての宿敵・ロベルトの株を上げているのが、なんとも心憎いです。

 お久しぶりの「ゴミを木に変える能力」で戦う植木。ちなみにここ原作で読んだ時は、初期と比べて木がめちゃくちゃリアルに描かれており、感動したものです(笑)。
 アニメでは初期のあのテクスチャだなーと懐かしく思い、それはそれで感慨が深かったですが。
 そして、木の応用で戦う植木の姿がまた懐かしい&危なっかしさにハラハラ。そんな植木を見守るマリリンに李崩、って一言ずつの出演か! 贅沢だなあもう。
 そうそう、マリリンチームはここで植木チームが負けたら第四次選考進出なんで、まだ居るんですな。ということをちらっとでも説明して欲しかった気もします。これ以上説明を増やすのもまあアレですけれど。

 防戦一方の植木。去来するものは、佐野の背中。オープニングで使われている、佐野の一番(主観)格好良いシーンで、ちょっと嬉しかった。
 アイキャッチは今週も本編が、というかテンコがジャック。いやしかし盛り上がって良い良い。

◇Bパート
 バロウの語る、目的を達成する方法。抑揚も無く。
 バロウの台詞は、来週のお話を観たあとでもう一度思い出してみると、いろいろと感じ入るところがあるかもしれません。
 しかし、この重いバロウの言葉を振り払って、立ち上がる植木。ここでまた壮大な音楽が流れ始めますが、どうも今回、Aパートでは意識して音楽を抑えていたような気がします。その反動で、音楽による気分の高揚を大きくしている、と。しかも視聴者が耳に慣れた曲で、効果倍増。上手いなー。

 ヒデヨシのにぎやかし(ほんとに……ヒデヨシって奴はこういう奴で……)を経て、佐野が復活・解説。先週の退場の仕方に比して随分とあっさり回復したように見えますが、一応、巻きつけておいた手ぬぐいを鉄に変えてダメージを軽減していたとのことです@原作。

 バロウの神器は、デジャビュこと"過去の映像"を"現実"に変える能力と組み合わされたもの。
 しかしこれは、死ぬほどテクニカル。
 戦闘を自分の思い通りに運び、思い通りの場所に追い込んで、角度やらタイミングを計算しないと使いこなせない。中ボス(?)クラスに相応しい能力かと。
 あと、これも割愛されていたのですが、補足として。バロウは神器を使えば使うほど、能力で"デジャビュ"させることが出来る。それもあって、出来るだけ多くの神器を出しておく為、時間を稼ぐ為に、佐野に決定的なダメージを与えたのでした。

 ここで、コバセン&犬丸の解説モード。久々登場の二人の神候補が何ともいい味出してます。
 思わせぶりなコバセンの台詞から、戦闘中の植木へと場面が切り替わり。追い詰められる植木。
 そして、覚醒。
 オープニングの1カット、原作では見開きだった絵をカットインし、BGMは久々に聴く「うえきの法則メインテーマ」。これでもかと言わんばかりに盛り上げてくれ、実に気持ちよいものに仕上がっていました。

 そういえば中盤で、神器の同時出しが植木のレベル2であるという解釈が作中人物のあいだでまかり通っており、またアニメではそのへんのフォローが一切省かれたわけですが、あれもまた「リサイクル」の重なりだったという解説がちゃんと為されています。
 某所の書き込みがわかりやすかったので、ちょいとお借りして。

  鉄
  ↑
  木→ゴミ→木→百鬼夜行
  ↑      ↓
  ゴミ    ゴミ        ⇒出す
  ↑      ↓
  木←ゴミ←木→快刀乱麻
  ↓
  唯我独尊

 こんな感じで、同時出しに繋がっていたという理屈です。

 コバセンの解説は名調子ですが、しかし最後の「植木はこの能力の本質に直感的に気づいていたんじゃないか」ってのは蛇足っぽいと思ったのは私だけでしょうか。
 植木はあくまでも天然ボケ、でいいと思う。目の前でコバセンが折った木を元に戻したかった、それだけで選んだ。これでいいじゃないですか。

 無意識にせよ、打算的なものがあって選んだというのは、植木耕助というキャラクターには、そぐわないと思うのですよ……。

 予告はプレゼント告知の為、ショートバージョン。なお、テレビ東京の方の公式サイトに行けば、フルバージョンを観ることが出来ます。
 来週はどうやら良作画降臨の雰囲気で、今からどきどき。わくわく。
 ああ、リアルタイムで観たいぃぃぃ。

 残業が多めになっており、更新も遅れがちです。申し訳ありません。帰宅して22時をまわっていると、さすがに観るだけで終わってしまうー。
 この感想、毎回なにげに(って分かって下さるかとも思いますが)えらく時間がかかってます。平均して一時間半くらい。……あほだなー。
 好きでやってるんだからしょうがないですが! 最終回まであとちょっと、頑張りまっす。

【スタッフ】
脚本:川瀬敏文
絵コンテ:葛谷直行
演出:石川久一
総作画監督:堀越久美子
作画監督:原田峰文

【ゲストキャラ】
神補佐:沢村真希
マリリン:雪野五月
バロウ:河原木志穂
パグ:辻谷耕史

【原作コミックス該当箇所】
第138話 0ツ星植木耕助(15巻)
第139話 神器を捨てた理由(15巻)
第140話 植木の能力(15巻)
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03/06までのサブタイトル
2006年01月25日 (水) 23:30 | 編集
 いつもどおりのネタバレ大盛りサブタイトル情報。

 今回は、某テレビガイド雑誌が、多分特番の休止日のサブタイトルを飛ばして掲載してしまった(らしい)ので、いつもより一週先まで判明しています。
 ただ、まあ仮題でしょうし、予定変更も有り得るかも……と、微妙に弱気に……。
 いや何だかどういう風に割り振られているのか、いまひとつ想像しにくいもので。

 あと、月刊テレビガイド雑誌を五誌くらいまとめて流し見したせいで、逆にサブタイそのものの記憶が曖昧になってしまったというのもあったりします(笑)。

 ではでは、超ネタバレどうぞ。

01/30 #44 植木・レベル2!の法則
02/06 #45 過去からの攻撃の法則
02/13  ※特番につき放映休止
02/20 #46 神と少女と未来の法則
02/27 #47 神になったアノンの法則
03/06 #48 第四次選考の法則
 心配されていた二月放映終了や四十八話での完結は無いということがはっきりとわかって、ほっと一息。

 しかしまた突然ゆっくりになったなあ。
 じっくりと描いてくれるのは嬉しいですが、間延びしちゃったりしませんようにと祈るのみです。
第43話「ぶりっ娘ポーズの法則」
2006年01月23日 (月) 23:59 | 編集
 連発された「想定外」の台詞、原作ではすべて「予定外」だったのですが。
 妙なところでネタをふってしまうクセがあるんだからもう。

 それにしても展開が速かった。一話で三試合分の決着をつけたのもさることながら、一番展開が速すぎなのは新エンディングです新エンディング。超絶最終回モードやめてー!
 いや素敵なよいエンディングだけど、淋しくなるからやめて……まだ一ヶ月はあるのにっ。

 ……とか何とか文句(?)を言いつつも、待望のキルノートン戦、楽しかったです。うむ。
 メモリー戦より全然テンポもよかったし。

「うえきの法則」きっての馬鹿バトル。それを、おそらく作中最もIQの高い(笑)対戦相手にかましてしまうという、福地先生のそのへんのセンスがまあアレです、つくづくと好きです。

 しかし三試合分を一話に詰め込んでしまったため、佐野が最初と最後で佐野が負け試合を披露するという、何とも切ない役回りになってしまいました。
 というかアバンを観ていて、一試合目は本編にも入らずここで全部ケリをつけるのかと思ってしまったり。
 んでもまあ、先週のおさらいをやるより五百倍くらい嬉しいので、オールオッケー。

◇Aパート
 佐野V.S.ディエゴスター戦の続きから。超理論リニアモーターカーでの突撃、この強引さがまたたまらないとゆーか(笑)。
 個人的には、原作で鈴子が解説した時、植木だけが驚きつつも「?」マークを出していて理解出来ていなさそうだったのがツボだったんですが(おそらくは植木が「勉強の才」を失っているせいかと)アニメではスルー。しょうがないか、アニメでの表現は難しそうだし。
 で、佐野の勝利確定かと思ったところで、何故かディエゴスターの気迫勝ちに。「試合に負けて勝負に勝った」というフォローを(逆の表現で)キルノートンが口にしていたのが、せめてもの慰めでしょうか。

 場面変わって、マーガレットとアノン(inロベルト)。何気に重要な台詞を口にしているのですが、この後の衝撃が大きすぎて多くの人に忘れ去られたような気がします。まあ、池田秀一さんの声にときめいておけば取りあえずOK(本当か?)。

 で、森あいの限定条件が明らかになったわけですが。サブタイトルですでに判明してるってのが、なんともかんとも。
 ここでも佐野がまた苦労人っぷりを発揮していて、あいちん活躍回ですが、影の不幸MVPは佐野に捧げたい……。

 キルノートン先生のぶりっ娘ポーズで開幕の、森あいV.S.キルノートン戦。
 というか、開幕三秒で能力に掛かっているキルノートン先生がお茶目すぎです。普通ここに持っていくまでに紆余曲折あるはずなのに。
(そういえば影の功労者としてヒデヨシも表彰すべきかも)
 しかしIQ179の頭脳でもって計算された試合の流れ。
 すべては想定の範囲内、計算通り、対策もバッチリ……しかし、天才となんたらは紙一重。素晴らしき対策は、はたから見たら馬鹿馬鹿しすぎて、いっそ感動を呼びます。いや嘘だけど。指差して笑うけど!

 で、登場人物全員に「バカだぁー!」と言われて、アイキャッチをすっ飛ばしてCM入りしてしまうキルノートン先生。
 このへんもテンポよく、引きもたっぷりでよかったです。

◇Bパート
 バトル再開。という緊張感があるのか無いのか微妙なところ、と思っていたら、突っ込んだ森あいを捕まえて殴りつけるキルノートン先生がかなり外道。
 以前の鈴子V.S.バン・ディクート戦もそうでしたが、女の子キャラにはギャグバトルの体裁を用意しながら、しかし真剣勝負であることは決して忘れない。その証に、女の子であっても容赦なくいためつけ描写があったりする。
 面白い筋の通し方だよなーと想います。

 んで、こっから先は何というか、真面目に解説・感想を書くよりは観てもらうのが一番というか。って言ったら感想なんて意味ないかもですけどもー。とにかく畳みかけのテンポ命なので。ちなみに原作での「てい!」から決着までのページの流れは絶妙。それを、なかなか頑張って再現してあったと思います。
 アニメならではの表現としては、ビアンカが壊れた時のBGMのあまりの哀切さに、笑いが止まらなくなったりして。それと、例によって声優さんの名演技もあるなあ。川上とも子さんも千葉進歩さんもノリノリな感じで、嬉しきことよ。

 一息つく間もなく、バロウV.S.佐野が開始。
 佐野がいわゆる噛ませ犬ポジションになってはいるのですが、しかし己の限界をはっきりと見極めて、この状況下で果たせる仕事をきっちり果たそうとする様子は、実に潔くて、ひそかに名場面。
 表情を見せない背中。さっきまでの愉快な解説人っぷりはどこへやら、の格好良さ。

 しかし……佐野とバロウの対戦、決着に至るまでのほんの短い間に、少し前までのギャグバトルノリが払拭されて、緊張感の溢れるものになっているのが面白い。
 これはバロウのキャラクターにも起因するものかと思いますが。

 能力を見破るも、それを伝えることを阻まれて、しかも植木はいま神器を使えない状態であることが明かされ。
 盛り上がります。

 ……いやまあ、予告で何がどうなるか、きっちりネタバレしていますけども!
 で、ここまでしっかりと観ていた人なら、どういう事情なのかおおよそ察しはつくんじゃないかしらん。この予告で。

【スタッフ】
脚本:荒木憲一
絵コンテ・演出:高山功
総作画監督:堀越久美子
作画監督:なかじまちゅうじ

【ゲストキャラ】
マーガレット:池田秀一
神補佐:沢村真希
バロウ:河原木志穂
キルノートン:千葉進歩
ディエゴスター:大川透

【原作コミックス該当箇所】
第134話 真の漢とは(14巻)←途中から
第135話 執念(14巻)
第136話 予定通り(15巻)
第137話 それだけ(15巻)
第42話「バロウチームの法則」
2006年01月16日 (月) 22:39 | 編集
 鈴子さん覚醒の巻。
 というか以前からですが、ここで鈴子もそっちのカテゴリに入っちゃいました。何って、男性キャラ=ガチバトル、女性キャラ=ネタバトルという(笑)。
 福地先生フェミニスト説を唱えてみる。にしては、鈴子にせよあいちんにせよ、いためつけられる場面も多いですが!

 久々にのんびりリアルタイムで視聴。普通に観ていて楽しい回で、嬉しかったです。
 先週の予告で、作画の崩れを心配したのですが、なんとか持ちこたえたといった感じ。というか、一番やばそうだった予告での吹っ飛び鈴子は、ネタ吹っ飛びな部分だったから余計に崩れていただけでした。ホホホ。
 そんなわけで、鈴子役が能登麻美子さんに決まった時に、原作既読者が一番危惧していたのが今回のエピソードだったわけですが、結果上々、おっとり声とのギャップがよいかんじに作用していました。
 予想外だったのが「獣」よりも「目上にタメ口」のほうがキレ度のキレ味が増していて愉快痛快だったこと。いや、面白かった。うん。

 ところでアバン。森あいの能力の限定条件について、犬丸からビデオレターが届いて、という流れですが、気に入りだった佐野の台詞が無くなってたのはショックだった……まかり間違って来週、入っていてくれたりしないものでしょうか。

◇Aパート
 アバンから続けて、バロウチームが全員天界人であるとのカミングアウトから。
 ……あ、どうでもいいですが、バロウは男の子ですよ皆様。なんだか悩む人が居そうなので。河原木志穂さんの声がいい味です。ほぼイメージ通り。あとはマリリンと同じく、オープニングのあの場面で、どれだけの熱演を見せてくれるか、が勝負。
 楽しみにしています。

 ちなみにこのカミングアウト、けっこう練り練りと原作を再構成してあります。地味に。
 流れがより自然になるように、そして尺をうまく合わせられるように、でしょうか。いずれにせよ顔出しが早まったのは悪くないと思うです、はい。

 そして鈴子V.S.バン・ディクート戦。神器が予想以上のかわゆさで、破壊力抜群ですよちょっと。っていうか、声! 声!
 ……バロウチームのキャスティングがすべて発表された時、もう隠し玉はほぼ無くなったと思っていました(未だ不明のオープニングのセーラー服少女を除く)。
 なんでここで三輪勝恵さんなんて超ベテランを持ってくるぅぅー!
 おかげで神器のけなげかわゆさが文字通りMAX状態。もう参るなぁ。

 Aパートめいっぱい、いいとこ無しの鈴子ですが(いや、でも、可愛かったけどね絵的には物凄く)、マリリン戦で早期リタイアしたことが本当に重くのしかかっていたことが明らかに。
 で、ここからどうやって巻き返すか、なんですが……。

◇Bパート
 飽きずに(ってひどいか)ボコられる鈴子。でも、とうとう倒れ伏してしまい。
 この倒れてる鈴子が、やたら綺麗というか可愛いというかエロっぽかったのは仕様なんでしょうかやっぱり。
 などと変態っぽく思っていたらば、その同じ構図でうつぶせのまま、ぶちぶちと何かが切れていく音が。

 ここでのバン・ディクートの、逆切れへ追い込んでいくテンポがまたなかなか。観ていて「あああ、それ以上言ったらヤバイよ」と思わせる呼吸が上手かった。
 んで問題の「黙れ獣!!」ですが、原作がぶちギレっぽかったのに対して、主観ですがアニメではなんとなく時代劇風のような気がして、これはこれで気持ちよかった。
 あとは突っ走るコワレ鈴子様に、ひたすら平伏するのみであります。「オラオラオラ?」の往復ビンタに至るまでの流れはあまりにも恐ろしすぎて、笑いが止まりませんっ。
 二重人格鈴子様、最強伝説。

 そして、そんな鈴子にツッコミを入れる植木チームのほか四人も、いい味出しておりました。うむ、大儀であった。

 などと和んでいるところに、バロウのお目見え。仲間を切り捨ててでも、冷酷に勝利だけを目指す、というあたりは割と「うえき」の中でもステロタイプのキャラに見えますが、しかしあのマリリンチーム戦の後ですから。ライバルキャラの描写にも、ひとひねりふたひねり、あって然るべき。そのへんはこの先に期待ということで。

 休む暇も無く、第二試合がスタート。
 佐野V.S.ディエゴスター戦。直前の試合に比べて、なんというか「戦い」らしさが段違いです。この空気の違いが面白いんだよなー。
 ディエゴスターは六ツ星。ということは、まだ出ていないキャラも、同じかそれ以上なわけで。
 原作だとここでテンコのモノローグが入り「そんなのありえない」と言っているんですが、アニメ得意の伏線スルーが発動。
 まあ無くても構わない部分かもですが、でも、勿体をつけておくのも良いと思うんだけど(ぶつぶつ)。

 気を取り直して、戦闘。能力をぶつけあいつつ、能力無効化エリアをも活用しての読みあい合戦。佐野らしい戦闘で楽しげであります。
 渋すぎるディエゴスター。しかし見えない神器は地味だと思うぞディエゴスター。
 例によって劇画調の止め絵でシメ。だからこれ怖いからやめてってあれほど(略)

 で、来週はとうとう来ましたねえ。IQ179キルノートン先生が!
 というか多分三試合くらいやっちゃう予感がひしひしとするんですが。バロウもう出陣かよ!
 問題はバロウの神器の模様なわけですけれど。駄目なのか。分かってくれないのかアニメスタッフ様!

【スタッフ】
脚本:鈴木雅嗣
絵コンテ:松本佳久
演出:関田修
総作画監督:堀越久美子
作画監督:新井淳

【ゲストキャラ】
神補佐:沢村真希
よっちゃん:鳥海勝美
バロウ:河原木志穂
キルノートン:千葉進歩
ディエゴスター:大川透
バン:竹本英史
神器:三輪勝恵

【原作コミックス該当箇所】
第131話 バロウT(14巻)←途中から
第132話 バン・神器・鈴子!!(14巻)
第133話 天界人軍団(14巻)
第134話 真の漢とは(14巻)←途中まで
第41話「本物と偽物の法則」
2006年01月09日 (月) 23:59 | 編集
 というわけで、連続で観た第41話。
 不安を抱きつつ、お姉ちゃんパワーで乗り切れるよねきっと。と思って観てみたらば。
 今回は、原作を忠実になぞりつつ、微妙にエピソードを並べ替えて再構成し、細かな描写を付け足して、とちゃんとアニメ単体として綺麗にまとめてくれていて、観ていて素直に面白かったです。殊に、植木の実母の出番(回想だけど)を増やしてあったのはポイント高いぞ。
 感動シーンの効果を高めつつ、ギャグシーンもカットせずにきっちり入れ込んで。強引だったシーンは小さな手直しをして。いやあ良い仕事してますねえ。

 なんだろうなあ、先週とのこの差は……。

 とりあえず入浴シーン&温泉シーン。そのままアニメでもやっちゃうとは、ナイスすぎです。
 ってゆーか翔子ねーちゃん、中学一年生の弟&父親と一緒にお風呂はヤバすぎですから!
 じたばたしたりタンコブとかひざこぞうとか、いちいち可愛すぎる、最強おねえちゃんです。個人的にうえき女性キャラ萌えトップ。看護師志望もけなげで良し(←ちょっと意味深)。

 お姉ちゃんに負けじと、ダブルなパパも良かった。
 超がつくほどの実力派声優を持ってきてくれたことに、今はただありがとうありがとう。

 総括して、箸休め、かつ今後の植木パワーアップにも繋がるエピソードとして、とにかく良作でした。特に父親関係の整理は見事で、また情緒的シーンは原作でも泣けましたが、アニメでもかなりじーんと来たりして。
 この調子で、最後まできっちり綺麗にアニメで観せてくれることを、切に望みます。

◇Aパート
 原作既読だと分かりますが、初っ端から、けっこう大胆にエピソードが並べ替えられています。しかし自然な流れになってくれているので、むしろナイス。
 んで久しぶりに登場の植木翔子さん(19)。自分を「お姉ちゃん」と呼ぶ天然お姉ちゃん、最高です。
 しかし血のつながりは無い姉弟であるということを考えると、少しばかり深読みしても良いかも。
 んでもって、父・源五郎(39)も登場。テンコを見てのリアクションが、方向性は全然違うものの似たもの天然親子だなぁと思わせてくれます。
 ……そういや、最近は熱血で忘れがちだけど、植木自身も元々は天然属性なんだった。

 で、問題の入浴シーン。天然家族が天然会話をすると、こうなるというお手本のよーな。ああ微笑ましい楽しい最高。
 あっ原作にあった翔子さんの書き文字台詞「いたい いたいよ!?」が無かったのは、微妙に残念でした(笑)。

 夕焼け時、親子でキャッチボール。ここがまた屈指の名場面で。
 アニメ版「うえきの法則」という作品を象徴する側面のひとつが、暮れなずむ空とひぐらしの声だと、ひそかに思っていたりします。アニメではこの二つが、色+音というアニメならではの特性を生かして、要所要所で実に効果的に使われている。
 それにつけても、源五郎パパの表情の良いことよ。声に負けない、絵の名演技。

 天界へと戻り、今度は夜。
 実の父親であるパグと顔を合わせたところで、CM入り。
 静かに気持ちが高まります。

◇Bパート
 しっとりシリアスから一転して、子ども(そういえば全員中学生だもんなあ。お子様だよなあ)に懐かれるパグの図から。
 完全に植木達のペースに巻き込まれているパグが、以前に登場した時とはまるで違う印象(笑)。しかも逆転した後は完全に力関係で負けてるし!
 プロレスごっこのカットは原作でぽんぽんぽーんとコマの並べられた絵のままなんですが、テンポもそのままに楽しく。食事シーンは全部点目だったので、そこは変えられていますが。あいちんのグロ料理を躊躇いなく口に運ぶあたりも、パグからいい人オーラがびしばし出まくりです。

 そして、温泉。というか一話に二回入浴シーンがあるってどうなの。いや歓迎ですケド。
(ちなみに原作では植木が「そーいやオレ一日に二回もフロ入ってんな」と言ってるコマがあります)
 でも、お風呂って良いものですよ。サービスはまあ置いといても、同性同士だと、すべての垣根が取り払われた気分になれるのは確かだし。

 だからこそ、パグの躊躇い、戸惑い、そして問いかけも、ごく自然なもので。
 それに対してある意味百点満点の答えを返してしまう植木。正論で、それゆえにパグは沈黙するしかないあたり容赦無いですが、ここはこれしか無いでしょう。
 結果として、どっちの父親にとっても切ないことになっちゃってるのは、お約束というには可哀想すぎですが(笑)。

 当人の知らないところで植木を助け、そして、レベル2へのヒントを残すパグ。そこから源五郎に切り替わるあたりも、うまいなあ。
 春子さんの名前と顔をここで出しておくのも、ナイスです。

 しっとりとしたエピソードを終え、次のバトルが開始したところで、次回へ続く。
 最近(というより「うえき」という作品としては)珍しい感じのヒキだなあ。
 ほとばしり絵を使わないでくれるのは、ありがたいです。あれ、どう考えても雰囲気壊しですから。

 来週はバロウチームが顔出しで、本格的なお目見え。予告で全員の素顔が出ているわけですが。
 うああああ髪の色のイメージが全然違うぅぅぅぅ!
 ……ま、まあ、実際に動き出したらまたイメージ変わるかもだし、うん。

【スタッフ】
脚本:久保田雅史
絵コンテ:新留俊哉
演出:孫承季
総作画監督:堀越久美子
作画監督:飯飼一幸

【ゲストキャラ】
神補佐:沢村真希
マリリン:雪野五月
メモリー:茅原実里
バロウ:河原木志穂
パグ:辻谷耕史
植木源五郎:千葉繁
植木翔子:小坂あきら

【原作コミックス該当箇所】
第129話 どっちがいい?(14巻)
第130話 パグ(14巻)
第131話 バロウT(14巻)←途中まで
第40話「素晴らしい『あい』の法則」
2006年01月02日 (月) 23:59 | 編集
 ご無沙汰です。大遅刻です。
 しかも総括のみのショートバージョンで行きます、すみません。
 年末年始は帰省したり旅行したり戻ってからもまあ何やかや。というか「うえき」は集中して観たかったので、他にたまったアニメを消化してたってのが真実だったりするのは内緒だ。

 でもやはり視聴が遅れると、いろいろと先に耳に入ってしまうこともあり。
 今回はとにかく原作既読派の感想や評判が今ひとつだったので、むしろ期待せずにゆるゆる?っと観て、ああ、なるほどな……と。
 とにかくAパートの引きにあの場面を持ってきたくて、こういう構成にしたんだな、というのが丸分かり。
 何も無理して構成をいじらなくても良いのになー。あげく、Aパートでは原作に無かった不必要な場面を水増しし、Bパートでは原作でもかなりの名場面&迷場面であったアレとかアレをばっさりカット。
 それもこれも、原作を読んでいなければ、ちょっとテンポがおかしいかな? ってくらいで、気にならないことかもしれませんが。

 ここまで言っておいて何ですが、前述の通り遅れに遅れて視聴したため、先に風評を聞いていて期待しすぎずに観ることが出来たので、ある意味冷静に受け止めることが出来ました。

 とか言いつつ、視聴し終わって比較の為に原作を引っ張り出して読み返したら、もう一度視聴する気になれなかったのは秘密の方向で……。
 何しろこのへんから、作品自体のポテンシャルの上がり方は凄かったですから。
 普段から原作のことに触れすぎという自覚はありますし、アニメのみで観ている人はいい加減鬱陶しいかもしれませんが、だがしかしこれだけは言っておきたいです。
 原作はこの数倍面白く(←森あいの能力判明部分)数倍感動します(←マリリンの葛藤の決着部分)。ことに後者は、先週冒頭でのマシューの語りにあった「マリリンの笑顔」をカットしたのは何事かと。
 本日の話、ちょうど14巻冒頭からのエピソードでもありますし、機会があれば……むしろ機会を作って、読んでみて下さると、ほんと嬉しいです。

 とかさんざん文句を言ってしまいましたが、アニメならではの楽しさがきっちり生かされているのは良いと思ったです。はい。
 川上とも子さんの前半の演技、能力が判明して気合いの抜けまくったあいちんがとにかく素晴らしかった。森あい一世一代の見せ場でもありますし、気合いの抜けた演技に気合いが入っているという矛盾した状態に(笑)。
 メモリーの茅原実里さんは新人さんらしいですが、ほんの数話の出演のうちに、どんどん演技が上達していった感があり、今回は可愛くて意地っぱりな役柄にぴったりハマってよい感じでした。
 久々登場の鈴子役の能登麻美子さんは、コワレ演技はしゃぎ演技その他もろもろ、いろんな味を見せてくれて、ここしばらくの欠場を埋める勢い。
 斎賀みつきさんと福山潤さんの、アノン(ロベルト)の切り替わりも聴きどころ。
 ――そして、バロウチーム出陣。
 バロウ役の河原木志穂さん。静かな口調が実にハマり役のかほりをぷんぷんとさせていて、期待大です。

 って声優のことばっかりか!

 ……とりあえず次の回をこれから観ます。癒してくれるといいなあ。

【スタッフ】
脚本:西園悟
絵コンテ:飯島正勝
演出:関祐二
総作画監督:堀越久美子
作画監督:宗崎暢芳

【ゲストキャラ】
神様:小杉十郎太
神補佐:沢村真希
マリリン:雪野五月
メモリー:茅原実里
バロン:銀河万丈
マシュー:三木眞一郎
プティング:福原香織
カプーショ:浅川悠
ウーゴ:宮田幸季
マリオ:神谷浩史
ニコ:松風雅也
バロウ:河原木志穂

【原作コミックス該当箇所】
第126話 決め手は…!?(14巻)
第127話 医務室にて(14巻)
第128話 不測の事態(14巻)
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