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「うえきの法則」全般(アニメ版/漫画版)の感想ブログ。
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第50話「植木VSアノンの法則」
2006年03月20日 (月) 23:59 | 編集
 更新は当日か一週間先か。それがデフォになってしまった今日この頃で申し訳ありませんです。
 感想を書けるのも、あと二回。そう思うと、逆に書くのが淋しいというか、辛いというか……くうう。
 現実的なことを言うと、残業に加えて土曜出勤で、時間が取れなかったというのが大きいですが。
 最終回、リアルタイムで観るのはほぼ絶望的……か、悲しい。

 ええと、先週に比べて実はテンションが落ち着いてしまった今回でした。
 なぜだろう? なぜかしら?
 大ネタである植木の「魔王」、及びロベルト吐き出し、を、原作既読であるがために予め知っていたからでしょうか。
 ちなみに、今回、原作を読んでいない方の感想を読むのはとても楽しかったです(笑)。

 あと、アバンがまた長かったってのもある、か。
 ほんとアバンが長いとがっくり来るもので。まあ最終決戦前なので、総括と各キャラクターの配置を明らかにするという役割もあるかもですが。
 全体にテンポもまったりした感じだったしなあ。

 個人的に、最終回の一話前には、超絶アクション回を持ってきて欲しいと思っているので、そういう意味でもちょっと残念だったり。
 絵は綺麗だったけれど、動きは演出やエフェクトでだいぶフォローされていたなあ……と。
 ああでもキャラクターの表情はとても丁寧に描かれていて良かったです。ことにラスト近く、コバセン魔王がアノンを掠めたあたりからの、アノン、植木、森あいの表情はどれもぐっと来るものでした。
 ……なお、森あいの切ない系ちょうかわいい表情は、ほとんど原作準拠だったりします。

◇Aパート
 アノンと植木の制空もといセイクーによる対峙から。というかセイクーの発音は「セイ↑クー↓」だと思っていたので「制空」な発音にちょっとびっくり。でも考えてみれば、元ネタというか意味はそこから取って来ているんだろうし、納得です。

 李崩直伝、天界力のコントロールで機先を制する植木。後半で、森・佐野・鈴子と並べて名前が出てくるあたりも含め、李崩のちょっとしたフォローになっていて、少しばかりしみじみと。良かったね、李崩。
 で、地上に取り残された森あい嬢は、解説&ツッコミ役。
 天界力のコントロールについて補足すると、一種の神器のみに集中することによって、李崩との修行の時のように暴走せずに済んでいる、とのことなのでした。

 ロベルトの「理想的な神器」に敗北した過去がある、というのは何というか燃え要素として良いなーと。植木がレベル2になったことに意味を持たせてもいる。
 で、植木のレベル2に対して、アノンは能力を介さない神器を出していますが――ここ、原作では「神器の維持を理想化」した、となっていました。
 なぜに改変する必要があったのか、私の足りない頭ではよく分からなかったのですが、察するに植木のレベル2とロベルトのレベル2、原作通りにぶつけたら、文字通り矛と盾のような矛盾が生じるからでしょうか?
 しかし、それを言うなら、本来、神器は能力を介さないと出せないはずであって……あ、神様の神器を使っていると解釈すればいいのかな?
 うーんうーん。難しい。

 テストは終わり、とうそぶいて、十ツ星神器・魔王を顕現させるアノン。
 このアノンの魔王ですが、もうちょっと圧倒的なものとしての描写が欲しかった気がします。
 今回一番の不満。
 スピードもゆっくりだし、地上破壊しまくりながら地平線までぶっとんで行ったって程度なら、以前に出たグラノのロボと変わり無さそうに見えるような(笑)。
 うーんうーん。ちょっとかなり残念。

 ところでアノンの魔王が羊の姿(悪夢を呼びそうなものですが)をしているのは、アノンの想いが「夢」に賭けるものだから、なのでしょうね。このひっかけ具合が絶妙で、ぐぐっと来るものがあります。
 そして、さらに嬉しいのは、ロベルトがアノンに敵わなかった理由が明白に、しかも納得の行く形で説明されていること。
 憎む心を無くしたから、弱くなった。
 それを馬鹿にするアノンに、怒る植木ってのは、実力・キャラクターとしての重み両方において、ロベルトの株を相対的に上げつつ、アノンの憎憎しさを上げ、さらには燃えへと繋がる。

 私としては、この作品の終盤が素晴らしいと思えるのは、派手な要素(今回の植木の魔王とか、才の伏線とか)だけでなく、こういった小さな技が発揮されているから、だったりします。
 アニメでは完全にスルーされましたが、バロウの神器が青空の色をしていたこととか。
 枝葉に見えて、ちゃんと意味がある。意味を持たせている。

 が、そんなシリアスな盛り上がりの後、突き落とすかのように登場する植木の魔王=コバセン。
 ちゃんとあたりめ+ビールも完全装備! 強烈すぎです。
 久々に聴く森功至さんのとぼけオヤジ声と、だらーりとしたBGMもツボにはまり、ボケた会話を真面目に交わす植木がまたいい味で、たいへん美味しいシーンでございました魔王出現。
 しかし、ただギャグなだけじゃなく、ちゃんと物語当初からのテーマも含んでいるあたりが最高です。

◇Bパート
 の、前に、アイキャッチにとうとうヒデヨシ登場。ああ良かったね良かったねえ本当に(さめざめ)。
 というわけで、Bパートはヒデヨシとバロウのご対面から。

 意外な組み合わせ、というか共通項は「精神的ヘタレ」だったり? しかしバロウの葛藤を吐露させるには、ヒデヨシというキャラクターはなかなかに良い受け皿だったのではないかと思います。
 でもって、原作では実はこの会話、かなり後のほうで回想として描かれているものなので、来週の展開にも影響を及ぼすのだろうなあと。
 脚本が、今週と来週は、二週続けてシリーズ構成の川瀬敏文氏の手によるものらしいので、二週分まとめて整合性を取っていると想われます。楽しみ&再構成に期待です。最終回の尺にゆとりを持たせるという意味でも期待が出来ますし。

 ここでの気に入りはタクシー代わりなバロウと、「細かいことは気にしない」という台詞。さりげないけれど、いい味出してると思います。

 舞台は再び植木V.S.アノンへ。
 魔王は使い手の想いに応じて強くなる、というのは、わかりやすくまた有りがちではありますが、植木というキャラクターの、ことに前半に比重の置かれていた「正義」に変わる終盤のテーマを、決戦に際してはっきりと声高く打ち出すにも(そして前述の通り、ロベルトやアノンというキャラクターのスタンスをはっきりさせるにも)とても効果的だったかと。
 かつ、ことここに至って、守るべきもの=ヒロイン属性大幅アップな森あいの描写法もまたナイス。それでも、植木のほうは佐野、鈴子、李崩とひとからげで思いにのせるあたり、徹頭徹尾色気のない作品ではありますがっ。

 植木の想いが強まっての「魔王」は、アノンの「魔王」を粉微塵に打ち砕き。
(ここももうちょっと迫力&テンポが欲しかったところですが……まあしょうがない……というか愚痴多くてすみません)

 畏怖を感じたアノンによるロベルトの解放。
 ――いただきまーすする時もグロかったですが、吐き出す時は当社比二割増くらいにグロいですな……。

 クローズアップされるのは、物語当初から引っ張ってきた「才」の法則。
 残り18回のチャンス。

 あ、スルーされがちですが「才」がこのバトルの大原則で、アノンには変更できなかった、というところもなかなかに泣かせどころだと思います。神様の思い入れが垣間見えるというか。

 ロベルトを降ろして森あいに託し、最終決戦へと望む植木。
 ……最後に見せた笑顔がすごく良い表情で、何というか、泣けます。ただ笑顔じゃなく、その前の表情からの切り替わり、その後の表情を見せないこと、いずれにも。

 来週はいよいよ最終回。
 ここのところ、さんざん淋しいだの何だの言って来ましたが、いつもと変わらないテンションのあいちんの予告、そして最後の植木の台詞を聞いて、いくぶん気持ちが落ち着きました。
 ただ静かに、待つのみです。

【スタッフ】
脚本:川瀬敏文
絵コンテ:松本佳久
演出:わたなべひろし
総作画監督:堀越久美子
作画監督:原田隆文

【ゲストキャラ】
バロウ:河原木志穂

【原作コミックス該当箇所】
第151話 植木vsアノン!!(16巻)
第152話 "強さ"の象徴(16巻)
第153話 最終決戦(16巻)←冒頭部分まで
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