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「うえきの法則」全般(アニメ版/漫画版)の感想ブログ。
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「うえきの法則」9巻
2005年09月08日 (木) 23:59 | 編集
 またしてもアニメの放映に追い立てられるようにしての更新。というか来週の話がおそらく冒頭から9巻に突入。

 ああ、なんて、ギリギリ感想。ついでに人生もギリギリなわたくし。今日はそのへんのやさぐれ具合が反映されないと良いのですが。
 短文を心がけつつ、暴走を抑えつつ、軽く軽くと念じつつ、書いてみたいと思います。
 ……とか言いながら長くなっちゃうのが世の常なんですがー。

 例によって多大なるネタバレにつき、アニメで初見の方は引き返して下さるようお願いします。
 ネタバレ上等、ドンと来いって方は、それはそれでOKですよ勿論!
 さらっと各話のタイトルだけを見ても、面白いかもしれません。

表紙:植木・森あい・佐野・鈴子
総扉:植木・ロベルト
目次:鈴子(&ネコ)
巻末おまけ頁:サンデーCM劇場「うえきの法則」紹介
いろんな法則:犬は、エサを投げるふりをするとあっさり引っかかる法則。
さらに、学校に入ってくると、眉毛を描かれる法則。

第77話 闇に響く笑い声
 ロベルトの過去編、続き。
 ここでの白眉は院長の台詞。「怖いからだよ。」という一言。
 怖い人は悪い人。恐れは、あっけないほど簡単に憎悪へと転じる。異なるものへの恐れは、異なるものへの憎悪へと。これはかなり鋭い部分を突いていると思うのですが。何度読み返してもどきっとします。
 絵的にも、壊れてしまった幼いロベルトが涙を流すところ、笑いながら街を破壊するところ、迫力があり、まさしく「怖く」て、はっとさせられます。そして、気がつけば、これまでの弱点だったロングショットの小さな人物も上手く描かれるようになっており。
 話に呼応して成長していく絵。若い漫画家をリアルタイムで見守る楽しみ。

第78話 植木の正義
 植木V.S.ロベルト戦、開始。
 ロベルトの能力が明らかになり、同時に、初めての神器と神器のぶつかり合い。すべてが格上のロベルトに、ほんとにどうするんだ植木、と思いましたよ最初に読んだ時は。
 そう、初読時は、戦いの趨勢が気になったのもあって、このあたり燃え燃えハイスピードで読みましたが、改めて読み返すとじわじわと効いてくる。というか内容が濃い。濃すぎる。ロベルトによる解説、バトル開始、植木の語り、さらにバトル、とどめに植木の神器同時出し開眼。ぎゅうぎゅうに詰まっています。

 そして、ここに至って確立するのが、サブタイトル通り「植木の正義」。植木が「自分は人間の立ち位置からしか考えられない」と告げるという前振りを伴っていることについては、いろいろ裏事情を想像してしまいますが、それはさておき。

 森あい、鈴子、佐野。コバセン、犬丸。主だったサブキャラクターの行動が伏線となって、ゆえに、この上ない説得力を持つ。
 人間は弱い。けれど、強くなれる。正義を貫こうとする時に。
 そして、弱さに打ち勝つことが、植木にとっての正義。
 ということは、「正義を貫く為の強さを求めること、それ自体が植木にとっての正義」なわけです。
 正義の為の正義。何ともまあ、純粋な。

 ちなみに人間は弱いという前提が、個人的にはツボだったりするわけですが。
 人間は。弱いものだから。
 くじけたりひがんだりゆがんだりこわれたり、する。
 そう思って過ごしているからこそ、さながら木のように真っ直ぐな植木のメッセージが、より眩しいわけで。

第79話 二人の差
 植木V.S.ロベルト戦、続行中。神器と神器のぶつかりあいが何とも楽しい派手派手バトル。「マッシュがトウフみたいに!!!」という観客あいちんの書き文字台詞に和みつつ?。
 派手派手でありながら、駆け引きコミなのが確変後を感じさせます。時間差マッシュ、追尾性能の逆利用、懐かしのしゃぼん玉。
 何よりやっぱり「気づいたら助けてた」の名迷台詞。天然もここに極まれり。植木は最高です。

第80話 ダメージ
 植木V.S.ロベルト戦、続行中。
 ロベルトのピックが植木のピックを切り裂く場面には、読んでいてうっかりドキドキハラハラしてしまった(笑)。圧倒的な敵、いいですねえ。ピックをピックで、マッシュをマッシュで、鉄を鉄で破壊されてしまうあたりが、ツボをわかってくれているなあと。
 観客モードだった佐野と鈴子の二人が参戦しての引き、燃え燃えです。

第81話 佐野と鈴子
 植木V.S.ロベルト戦に、佐野と鈴子参入。
 表紙の佐野と鈴子の表情が、なんとも言えず格好良い。絵柄の磨かれるスピードが急速にアップしています。
 息が合っていそうで合っていない、けれど紛れもなくタッグを組むと強い二人。そのへんのデコボコっぷりがたっぷり描写されていて、楽しさもたっぷり。ついでに小ネタの、あいちんが多大な願望の込められたトンデモ能力を試すシーン、最高です。
 戦術的には、ブーメランに変えた手ぬぐいの中に鈴子のビーズを包んであったあたりが、かなり好き。タッグを組んでも頭脳派コンビなあたり、よかよか。
 ラスト、ただでもボロボロなのにさらにボロボロになってしまう植木が、もう見ていて痛い。辛い。

第82話 戦える理由
 植木V.S.ロベルト戦、まだまだ続行中。
 ひたすらボロボロになりつつ、流血しつつ、それでも「動ける」植木に、否応無しに盛り上がる展開。高まる緊張。
 そんな中でまたしても、己の煩悩満開にして能力を試しているあいちんが微笑ましすぎ……かわいいなーもう。いいキャラだよなーもう。
 この回はいくつも良い場面がありますが、中でも植木に気圧されるロベルトと、ピックでの見開きページ手前、朦朧としたような表情の植木が最高です。
 さらに、あいちんの叫びに、律儀に応える植木。うーん、幸せ。何だか、幸せ。
 誰かさんの背中で次回へ。これ、雑誌で読んでたら、熱でも出していたかもしれないような引きですよ。気になりすぎる。

第83話 そうだ!!
 植木V.S.ロベルト戦、いったん水入り。
 一ページぶち抜いて再登場のコバセンが、すべて持ってっちゃった感のあるお話であります。
 ……いや、むしろ、コバセンと植木の再会……かな。
 第一次選考終了の宣言、神様登場(映像だけど)、地獄行きの副作用(?)、あいちんのエントリー容認、とどめに植木の提案やら何やら、とにかく説明だらけなんですが、読んでいて全然つらくない。むしろ楽しい。これは稀有だなあ。
 やりとりの軽妙さ、細かく入るキャラのツッコミ、読者が気になっていた情報の提示。そういったものがあいまって、この楽しさを演出しているのだと思います。

 しかしこの話でのキモはやっぱり、植木とコバセン。直接交わした言葉はほんのちょっとなのに、互いの感情の流れが手にとるようにわかる(ことに植木)。ヘンな意味でなく(笑)本当にコバセンが好きで、尊敬しているんだなあと、読者が再認識するにも一役買っており、文字通りの名場面です。
 同時に、これ以降、終盤にかけて開花する、情緒的演出の萌芽もうかがえたりして。

第84話 しょーがない
 ゆるゆる?っとお見舞いの場面から。先週までの緊張&感動が嘘のような、素晴らしき緩和。「特殊メイクの才」でメイクした植木……いいなぁ。取ったら風邪引きの植木……もっといいなぁ。
 佐野と鈴子が、改めての仲間宣言。そして、ひそかに悩むあいちん。この「普通の女の子」スタンスを最後まで保ち続けたことは、賞賛に値するかと思います。キャラクター的にも、作品的にも。そりゃあねえ、いきなりあんなトンデモバトルに途中参加してもいいよって言われても、躊躇うよねえ。それでも参加しようと決心する。うむうむ、本当に良い子だ。
 しかし決意を固めても、いつでも逃げられる準備をしておこうというオチがしっかり付け加えてあるあたり、逆にポイント高し。あいちん最高だよあいちん。

第85話 アノン
 ロベルト退場、アノン登場。っていうかロベルトのこんな退場、誰が予想したでしょうかあぁぁぁ! てっきり仲間になる、もしくは宿命のライバルになるものだと思っていたら。予想の斜め上を行くという言葉を噛みしめましたよこのへん読んでいて。
 アノンは、登場した時に「うえきの法則」という漫画に一石を投じる異色キャラクターだと思いました。
 これまでの敵・ライバルキャラクターは、まず問答無用で襲い掛かってきてから、悲しい過去が明らかになったり、下衆な性格が露になったりする。
 それがアノンは(ロベルトを食べちゃったのは別として)植木たちの前に登場しての第一印象が「いい人」。ゆえに、逆に底知れぬものを感じさせてくれる。
 ラスボスに相応しい、良い登場です。

第86話 遭遇
 アノンの奇妙な怖ろしさを印象づける犬のエピソード、バトルセンスの凄まじさを見せつけるランマの見切りシーン、いずれも出色です。
 ロベルトがあれだけ長く仮想ラスボスとして物語を引っ張ってきただけに、強烈な印象づけはとても大事。しかも、あくまでも無邪気なアノンがより凶悪に見えるあたり、基本をしっかりおさえていて良いなあと。
 さらには、ロベルトを救うという、新たな目的も加わって、少年マンガらしい熱血でしめてくれた9巻。植木の決意を横で見守るあいちんも可愛く、文句無し!

 というあたりで9巻感想、完了。

 あーもー、だから! なんでこんな長く! ブログのエディタが重くなるほどの長文になっているんだ!(がっくり)
 次こそは短く、短く、短く……(エンドレス)
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コメント
この記事へのコメント
ま~ま~!
そんな事いわずにっ!もっと書いて下さいっ!毎回各感想を楽しみにしてるんです☆長ければ長いほど楽しいし嬉しいですvvv
2005/09/09(金) 03:55:37 | URL | 匿名 #-[編集]
いやあ
半分は自虐ネタだったりして(笑)。
楽しみと言ってくださって嬉しいです。反応がいただけると、長文を書いた甲斐もありますですよ。
きっとこれからも、ぶうぶう言いながら長い文を書いてしまうことと思いますので、また読んでいただけたなら幸いです。
2005/09/09(金) 09:46:06 | URL | 纈 #-[編集]
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