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「うえきの法則」全般(アニメ版/漫画版)の感想ブログ。
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第24話「少年ロベルトの法則」
2005年09月12日 (月) 23:59 | 編集
 ちょっとお疲れモードで、更新が遅くなりました。すみません。
 本日は出かけておりましたのでビデオ録画見。

 先週の出来が良かっただけに、期待したい気持ちと、期待しすぎちゃだめだとブレーキをかける気持ちがせめぎあい。
 どきどきしながら観た今週ですが、前半のロベルトの過去は、原作の補完といい描写といい、出色の出来だったのではないかと。かわりに後半の植木V.S.ロベルト戦が、どうにも忙しいことになっちゃってますが。
 Bパートだけを取り出してみると、アニメ第一話にも匹敵するほどの忙しさだったような気がします。ひとつの対戦だけなので、さほど感じられないけれど、台詞の端折りっぷりが物凄いです実は。

 アニメ「うえきの法則」は、基本的に原作三話=アニメ一話という分量で進んでいます。
 本日の話も三話の分量を一話にしており、普段通りのはずなんですが、Aパートのロベルトの過去に力を入れた分、バトルが割を食ったのでしょう。実質Aパートだけで原作一話ぶんをじっくりと描いているし。
 バトルについては……元から大量の説明台詞のある対戦だっただけに、いろいろと難しかったであろうとは思います。ただ、大事な部分であるだけに、もうちょっと頑張って欲しかった気はしますが。脚本もですが、主に演出・作画面で。

 ともあれ、小ネタをすべてカットし、説明も端々を割愛されていて、原作派としては不満がそれなりに多くありますが、ロベルトの過去パートは良かったので、全体としては差し引きOKという感じでございます。

 オープニングを観ながら、そういえば今日ですべての場面が出揃うのだなあとしみじみ。本編では使われなかったカットもたくさんありますが、それはそれ、無理に使わないのも選択。
 原作と見比べる楽しみが残っている、と考えれば良いのです、はい。

◇Aパート
 ロベルトの過去編から。街の人の非道っぷりと言ったら、目を背けたくなるほどですが、その街の人を見るロベルトの「目」が、明らかに他の子ども達とは違うのがミソですね。
 そこに込められた感情は勿論、こうして並んでいると、絵的にも雰囲気的にも、普通の子とは異質であることがはっきりとわかるという。
 ロベルトの髪や瞳の色も、あえてそういう効果を狙っているんでしょうか。淡い色合いが、街のなか、子ども達のなかで浮いています。

 お金をなくした子ども達が座り込んで相談している場面は、原作で若干説明不足だった部分を上手くフォローしていました。
 ロベルトが一緒にいるせいで、ということをぽろっと口にする男の子。それをあえて聞き流しつつも、「友達」という言葉でもって確かめずにはいられなかったロベルト。その後、気を遣って、ひとり先に帰るあたりまでの流れが、とても自然で、場の雰囲気やロベルトの気持ちが手に取るようにわかりました。

 そうして感情移入した後だけに、子ども達の裏切りが痛いわけで。
 更には院長の謀略。そして「怖い人は、悪い人」という言葉。これを受けて、「ぼくは、悪い子。ぼくは、悪い子。」と呟く幼いロベルトが、心の壊れていく様を端的に、けれどしっかりと表していて、観ていて痛々しかった。笑い声をあげて、しかし涙を流しつつ、街を破壊していく様は、なお痛い。
 このへんは、ロベルト役の斎賀みつきさんの演技の聞きどころでした。

 ひとつフォローを。アニメではロベルトが「街を滅ぼした」と言っていますが、原作だと鈴子が「街の三分の一を破壊した」と言っています。でもって鈴子とロベルトは、同じ街の出身(つまりこの街)というだけで、接点は一年前までは無かったということになっています。鈴子は伝聞でこのロベルトの事件を知っていたわけですね。
 このへん、アニメでは説明が無かったので、幼なじみ? 滅ぼした街に居た鈴子は無事だったの? とか、アニメのみ観ていると疑問が湧きそうだなーと思いまして。

 ともあれ、過去編終了。緊張感をはらんで、戦闘のBパートへと。

◇Bパート
 場所をドグラマンションメイン闘技場へ移して(この名前も移動シーンも割愛されたな……)、いよいよ植木V.S.ロベルト戦、開始。
 出だしの百鬼夜行(ピック)を出すシーン、やたら格好良いけど何か見覚えがあるなー? と思ったら、第一話のアバンで使用したカットでした。いやこれ格好良いし好きだから良いんですが、他の部分との差がはっきりと見えてちょっと厳しい。

 ロベルトの言う、三つの理由。
 これの三つ目が良くわからない……と思ったのは私だけ? 原作では「レベル2だから」という単純明快な理由だったのですが、アニメで観ていると、二つ目と三つ目が混じっているような??(繰り返し視聴中)
 ……むむ。

原作
 1:六ツ星と十ツ星の差
 2:神器を生かすのに最適な"理想"を"現実"に変える能力を得た
 3:レベル2とレベル1の差
アニメ
 1:六ツ星と十ツ星の差
 2:"理想"を"現実"に変える能力を所持
 3:神器を生かすのに最適の能力を得た

 こういうことなのかな?
 って何故に変えたんでしょうか。だいたいこれじゃ2と3はほぼ同義になるような。うーん、わからん。

 この後に、最重要な場面。植木が、己の正義について語る。
 はっきりと分かりやすい形で、こうして言葉に出したことは、この先の戦いを突っ走る為に必要かつ大事。それをこの最大の山場に埋め込んだことに、素直に賞賛を。
 ただ、森あい・佐野・鈴子について、原作では名前と具体例を出して語っており、それが結果として彼ら三人の植木への思いをも強めた感があったのが、アニメでは回想のみで処理されてしまったのが残念でした。

 己の「正義」を認識し、それを力へと変えて、暫定(微ネタバレ?)レベル2となった植木。神器同時出しは、アニメで観るとなかなかの迫力で面白かった。
 それでもロベルトは圧倒的な力を見せつけ、ている最中に、アクシデント発生。
 ……しかし「気づいたら助けてた」って。コミックス感想でも書きましたが、ほんと天然すぎる植木が最高です。朴さんのぼへっとした喋り方も良かったです。
 でもって、来週へ。ロベルト戦もいよいよ佳境。

 しかし予告を観た限りでは、何だか不安……うう。良く動くアニメが観たいんだよ?。
 そして凄まじいまでのネタバレ。いいのかこの予告。いいのかこのサブタイトル。まあ、良く考えてみると、復活するって言っているだけで、本筋についてはさほど言及されていないわけですが。
 むしろ佐野と鈴子に期待かな、来週は。

【スタッフ】
脚本:鈴木雅詞
絵コンテ:湖山禎崇
演出:麦野アイス
総作画監督:堀越久美子
作画監督:小松信

【ゲストキャラ】
院長:茶風林
ローラ:早坂愛
サム:洞内愛
ダグ:宮内あい

【原作コミックス該当箇所】
第77話 闇に響く笑い声(9巻)
第78話 植木の正義(9巻)
第79話 二人の差(9巻)
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コメント
この記事へのコメント
はじめまして。
今回って作画力がちょっと×だと思ってしまいました。後半戦の物凄いカットの量にビックリで、内容も変わってたし、前半がとても良かった分かなり残念です。本当に斎賀さんは素晴らしいですね、もう感動しちゃいました。なんか、カットしすぎてロベルトの圧倒的強さの表現が原作に比べて半減してる気がするのです。でもって最後の終わり方ってあんなの有りですか・・。次の話でロベルト編全部収めるのなら佐野と鈴子の真剣なトコとか最後植木の重要な復活のトコとか、感情表現その他大きく省かれてしまいそうな感じがしました。初めから話の数を決めて放送すると難しいと思うのですが、どうして話数を最初から決めてるんでしょう?にしても徹底的に血が出ないですね。
2005/09/14(水) 18:26:09 | URL | キリ #-[編集]
はじめまして
ご来訪ありがとうございます。

今回は確かに、主にバトルでの作画がちょっと、辛かったです。第一話のアバンで使ったカットを入れていることで、尚更落差が目立ってしまっていました……。

前半のロベルトの過去に、演出も作画も力を注いだのかもしれませんね。

話数は、シリーズ構成の時点で割り振りを決めてあるのだと思います。私としては、最終的に良い形になるのを期待することにします~。
2005/09/15(木) 07:36:12 | URL | 纈 #-[編集]
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